生活#25

どこまでも中途半端。広く見たら何もできない人間が出来上がる。性善説とネガティブはおれに深く根ざしていた。安心が欲しいと思う。小さな期待すらうまくいかなかったとき、自分のパフォーマンスがひとしきり落ち切ってしまう。趣味や好きなことすらどうでも良くなってしまう。じゃあ、自分を変える努力はできているの?手に入れたのは何も特化してない中途半端なスキルだけ。愛想笑いなどに代表される。

 


気に入ったボロい服を大切にしているから、変わらない装備で武装しているつもりで。鎧がアップデートされないなら争いのインフレには着いていけない。髪の毛を切りたい。使わない家具を捨てたい。嫌いな内側をゲロみたいに吐き出してしまいたい。でもどう?最後にアップデートされなかった重くて古い鎧が残っておわり。好きだけど好きじゃない空っぽの自分だけ。こんなスタンスで受け入れて欲しいってのはあまりにもワガママすぎ。背筋をちゃんとしろ。自分を変えたいなら決意表明と有言実行まで。それが一貫できないからきみは中途半端なんだ。


幼い頃に図書館の本をたくさん読んで培った想像力は、おれの脳に悪い使われ方をしている。


人の、自分と関係がない遠い昔の過去のことに一喜一憂している時間は無駄だ。自分と関係がなくなった後の、現在のことに一喜一憂するのもまあ無駄だ。自分でその無駄にする時間のきっかけを探している。バカすぎる。今にも車に引かれそうになっているねこちゃんの身代わりとなって天命を全うしたい。点滅する動く歩道の上で手に入れたスピードを全部自分の実力だと勘違いしてしまう。おれずっと動く歩道のこと歩く歩道だと思ってたよ。アホすぎ、解散。